[Google Sync] Gmail の連絡先を iPhone と Android に同期させる方法

gmail

Android は Google アカウントを端末に登録すれば連絡先やメールの同期が簡単に出来ますが、iPhone や iPad などの iOS デバイスでも Gmail を「Exchange」として登録すると「Google Sync」が利用出来るようになり、連絡先やメールを自動で同期させることが出来るようになります。

条件は iOS のバージョンが 3.0 以上。もちろん無料です。

2012年12月26日追記

Google から Google Sync(Exchange)のサポート終了が発表されました。これにより無償 Google Apps ユーザーは2013年1月30日以降、端末の新規登録ができなくなるようです。今後は CardDAV を使った連絡先の同期方法への移行をおすすめします。CardDAV を使った同期ではカスタムラベルも利用可能です。

Gmailの連絡先とiOSの連絡先を同期する(CardDAV編)

iPhone で Google Sync を利用するには

iPhone で Google Sync を利用するには Gmail のアカウントを「メール」ではなく「Exchange」として登録します。Exchange として登録した場合は「メモ」が無くなり、「メール」「連絡先」「カレンダー」が同期対象になり、メールはプッシュ通知にも対応します。iPhone が壊れても連絡先は Google のサーバー上に保管されるので大丈夫(なはず)。

設定は簡単で、以下の画像のようにサーバを「m.google.com」にするだけです。端末の連絡先が上書きされることもあるので事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。詳しい設定方法は Google でも紹介しています。

Google Sync
Apple 端末で Google Sync をセットアップする - モバイル ヘルプ

Google Sync 利用時の動作について

iOS と Google Sync にはやや相性があります。個人的に試してみた部分をまとめています。※アップデートによって仕様が変更されている可能性もあります。

連絡先の同期可能な項目 画像/メール/電話番号/住所*1/誕生日/URL*2/メモ/他
*1:マップ検索対応
*2:上位1件まで
連絡先のフリガナ ◯ 対応します。
※ひらがな、カタカナが利用出来ますがiPhone上ではひらがなで表示されます。
連絡先のカスタムラベル × 対応しません(iPhoneに対応する名前に置き換えられるか同期されません)。
※電話番号でカスタムラベルを使用すると同期されない可能性があります。
連絡先のグループ × 対応しません。
連絡先のアイコン ◯ 対応します。
メールのプッシュ通知 ◯ 対応します。
※ただし、「受信トレイ」はプッシュ通知解除不可。
Gmailのラベル ◯ 対応します。
メールの同期期間 1日/3日間/1週間/2週間/1カ月/無制限

Google Sync利用時の注意点

iPhone で Google Sync を使用した際に問題となる部分を挙げておきます(以下の内容はアップデートによって仕様が変更されている可能性があります)

「カスタムラベル」を使用するときには注意が必要

カスタムラベルを使用すると iPhone が対応していない項目が同期されなくなります。例えば、複数の携帯電話を持つユーザーの電話番号に「docomo」や「softbank」といったカスタムラベルを設定すると iPhone に同期されなくなります。対応策として、キャリアごとに敬称で分ける方法があります。これは Gmail の連絡先にある「敬称」にキャリア名を入れて「電話番号毎に連絡先を作成する」というものです。

プッシュ通知の対象から「受信トレイ」を外すことが出来ない

Gmail 側でフィルタを設定していないとスパムメールや広告メールなど、全てのメールでプッシュ通知が反応することになります。これはフィルタを設定することで対応出来ます。Gmail のフィルタの設定についてはこのページの下に記載しています。

「Exchange エラー」でメールの受信が出来なくなる(※重要)

Google Sync をしばらく使っていると、画面に以下のメッセージが表示されることがあります。

  • ユーザー名またはパスワードが間違っています
  • 不正なパスワード Exchangeアカウントのパスワードを入力

これは Gmail のアカウントがロックされている可能性があります。この問題を解決するには以下のページにアクセスして Gmail のアカウントとパスワードを入力して画像認証を行います(GoogleApps を利用しているユーザーはアクセス先が異なります)。

Google アカウントロックの解除

その他、既知の問題に関する詳細も下記のページを参照して下さい。

既知の制限事項 - モバイル ヘルプ

複数の携帯電話を持つ人の対応策

カスタムラベルを使用した際に発生する問題の対応策です。ここでは docomo と softbank を持つユーザーを例に解説します。

まず、キャリア毎にユーザーを作成して「姓名」を入力した後、詳細で「敬称(名前の後)」にそれぞれのキャリア名を入力します。

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上記のように入力すると連絡先の詳細では姓名が逆になりますが iPhone 上では正しく表示されます。メールアドレスにカスタムラベルが設定されていますが iPhone 上では「メール」になります。この画面で姓名の間にスペースを入れたりすると順番が滅茶苦茶になることがありますが、その場合は名前を削除して詳細から入力し直すと修正出来ます。

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一覧表示では姓名の順番が正しく表示されます(敬称があるとカンマが追加されます)。

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編集内容は数秒も経てば自動的に iPhone に反映されます。反映されていない場合は画面左上のグループを押したあと、更新ボタンを押して下さい。iPhone ではカンマが取り除かれて表示されます。ふりがなも正しく認識しているかチェックしておきます。

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「受信トレイ」のプッシュ通知の制御

キャリアメールと違って Gmail は PC サイトなどでも使ったりするので昼夜問わずプッシュ通知が鳴り続けることがあるかもしれません。これは Gmail 側で「フィルタ」を設定することでうまく制御が出来ます。

Gmail の「受信トレイ」について

Gmail は「ディレクトリ(多階層)管理」ではなく「ラベル(単階層)管理」です。Gmail の「受信トレイ」は「ラベル」であってフォルダではありません。Gmail 宛のメールの大本は受信トレイではなく「すべてのメール(以下、アーカイブ)」という部分です。

一般的なメールクライアントの受信トレイに相当するものがこの「アーカイブ」ですが、Gmail ではアーカイブの内側のフィールドにある「受信トレイ」が優先される仕組みになっています。理解するまでややこしいかもしれません。詳しくは Gmailにフォルダはありません で紹介されています。

受信トレイを「スキップ」する

Gmail は受信したメールにまず「受信トレイ(inbox)」のラベルをつけますが、これを「スキップ(アーカイブ)」することで受信トレイのラベルがつかないようにすることが出来ます。Gmail でフィルタを作成する際に「受信トレイをスキップ(アーカイブする)のチェックボックスがあるので有効にしておくとそれらのメールには受信トレイのラベルはつきません。

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キャリアメールのみプッシュ通知に対応させたい場合

これはキャリアメール以外のメールを全てスキップさせればいいので否定条件で「キャリアメール以外」というフィルタを作成します。以下の例では「docomo・au・softbank 以外のメール」を選択しています。

OR を使った複数選択
from:(-@docomo.ne.jp OR -@ezweb.ne.jp OR -@softbank.ne.jp OR -@i.softbank.jp)
{} を使った複数選択
from:(-{@docomo.ne.jp @ezweb.ne.jp @softbank.ne.jp @i.softbank.jp})

その他の高度なフィルタは Gmailの検索演算子一覧(隠れコマンド含む)。高度なフィルタ作成に! のページで紹介されています。