GIMP 2.8 になってスプラッシュもちょっとお洒落になりましたが、Mac で使ってると GIMP が完全に起動するまで最前面表示になるのでとても邪魔です。起動に問題がなければ特に表示する必要もないので非表示にしてしまいます。
適当なテキストエディタで起動スクリプトを編集します。公式版と GIMP on OS X 版では微妙にファイル名が違います。今回は GIMP on OS X 版を例にしています。
- 公式版:
GIMP.app/Contents/MacOS/GIMP
- GIMP on OS X 版:
Gimp.app/Contents/MacOS/Gimp
bash
$ nano /Applications/Gimp.app/Contents/MacOS/Gimp
一番最後の行にある exec "$bundle_contents/MacOS/gimp-2.8"
という部分に -s
か --no-splash
を追加します。
上書き後に GIMP を起動すればスプラッシュが表示されなくなります。
その他、設定可能な起動オプション。(--help-all
より転載)
用法:
gimp-2.8 [オプション...] [ファイル|URI...]
GIMP (GNU Image Manipulation Program)
ヘルプのオプション:
-h, --help ヘルプのオプションを表示する
--help-all ヘルプのオプションをすべて表示する
--help-gegl Show GEGL Options
--help-gtk GTK+ のオプションを表示する
GEGL Options
--babl-tolerance=<float> babls error tolerance, a value beteen 0.2 and 0.000000001
--gegl-swap=<uri> Where GEGL stores it's swap
--gegl-cache-size=<megabytes> How much memory to (approximately) use for caching imagery
--gegl-tile-size=<widthxheight> Default size of tiles in GeglBuffers
--gegl-chunk-size=pixel count The count of pixels to compute simultaneously
--gegl-quality=<quality> The quality of rendering a value between 0.0(fast) and 1.0(reference)
--gegl-threads=<threads> The number of concurrent processing threads to use
GTK+ のオプション
--class=CLASS ウィンドウ・マネージャで利用するプログラムのクラスを指定する
--name=NAME ウィンドウ・マネージャで利用するプログラムの名前を指定する
--screen=SCREEN 使用するXのスクリーンを指定する
--gtk-module=MODULES 追加で読み込む GTK+ モジュールを指定する
--gtk-g-fatal-warnings 警告をすべて致命的と見なす
アプリケーションのオプション:
-v, --version バージョン情報を表示して終了する
--license ライセンス情報を表示して終了する
--verbose 詳細なメッセージを表示する
-n, --new-instance 新しい GIMP インスタンスを起動する
-a, --as-new 指定ファイルを新しい画像 (名称未設定) として開く
-i, --no-interface ユーザーインターフェースなしで実行する
-d, --no-data ブラシ、グラデーション、パターンなどを読み込まない
-f, --no-fonts フォントを読み込まない
-s, --no-splash 起動時にスプラッシュを表示しない
--no-shm GIMP とプラグインの間でメモリを共有しない
--no-cpu-accel 特別な CPU アクセラレーター機能を使用しない
--session=<name> 指定した sessionrc ファイルを使用する
-g, --gimprc=<filename> 指定したユーザー gimprc ファイルを使用する
--system-gimprc=<filename> 指定したシステム gimprc ファイルを使用する
-b, --batch=<command> 実行させるバッチコマンドを指定 (複数回設定可能)
--batch-interpreter=<proc> バッチコマンドとともに起動するプロシージャーの指定
-c, --console-messages 警告をコンソールに出力 (ダイアログに表示しない)
--pdb-compat-mode=<mode> PDB 互換モードの指定 (off|on|warn)
--stack-trace-mode=<mode> クラッシュ時のデバッグ対応の指定 (never|query|always)
--debug-handlers 致命的でないデバッグシグナルに対するハンドラーを有効にする
--g-fatal-warnings すべての警告を致命的として扱う
--dump-gimprc 既定値の gimprc ファイルを出力する
--display=DISPLAY 使用するXのディスプレイを指定する